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厚生労働省では「医師の働き方改革に関する検討会」を昨年8月に立ち上げました。
先週金曜日(2/16)に第7回目の会合が開かれ、医師の労働時間短縮に向けた緊急的な取組の案が示されましたが、主要な内容は以下の2点です。
(1)医師の労働時間管理の適正化に向けた取組 労働時間短縮に向けた取組を行う上では実態を把握することが重要であることから、まずは医師の在院時間について、客観的な把握を行う。ICカード、タイムカード等が導入されていない場合でも、出退勤時間の記録を上司が確認する等、在院時間を的確に把握する。
(2)三六協定等の自己点検 三六協定の定めなく、また、三六協定に定める時間数を超えて時間外労働をさせていないかを確認する。また、医師を含む自機関の医療従事者とともに、三六協定で定める時間外労働時間数について自己点検を行い、業務の必要性を踏まえ、長時間労働とならないよう、必要に応じて見直しを行う。自己点検に当たっては、診療科ごとの実態の違いを考慮した複数の定めとする対応も検討する。あわせて、就業規則等の労働関係法令上作成が求められる書類についても各医療機関で内容を確認した上で、自己点検後の三六協定等を適用対象である医師に対してきちんと周知する。